【結果掲載】那覇市政における「性の多様性の尊重」に関するアンケート

てぃーだあみでは、2021年7月11日(日)投開票の那覇市議会議員選挙に向け、各候補者に対し「性の多様性の尊重」に関する公開アンケートを実施し、回答を得ましたので結果を掲載いたします。

■集計結果(Googleスプレッドシート)へのリンクはこちら

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Sq9148xPG93wDv_dQctJLCgcVDQ1FknLKU9vHxxr8zw/edit?usp=sharing

アンケート概要

実施方法

・2021年6月29日(火)に公開情報などから住所を確認できた候補者全員に対しアンケートを郵送しました。
・同日、FacebookやTwitter、候補者公式サイト、議連のサイトなどを確認できた候補者に対し、メッセージやメールにて回答の呼びかけを行いました。
・回答方法はWEBフォームまたはアンケート用紙への記入としました。
・回答期間は6月29日(火)~7月4日(日)に設定しました。

回収結果

・候補者63名中、30名の回答を得ました(回答率47.6%)。
・回答を得られなかった33名には、当団体で連絡手段が確認できなかった候補者も含まれます。

結果概要

・[質問1]これからの那覇市政において、「性の多様性の尊重」に関する施策はどのようにあるべきでしょうか。
上記の問いに対し「もっと推進すべきだ」が25人、「今のままでいい」が2人、「わからない」が1人、「その他」の回答が2人でした。

・[質問3-1]候補の今回の選挙公約では「性の多様性の尊重」に関する事項は含まれていますか?
上記の問いに対し、「ある」は18人、「ない」は9人、「検討中」は3人でした。

・[質問3-2]質問3で「ある」と回答された方へお聞きします。該当の公約について教えてください(箇条書きで結構です)。
上記の問いに対し「条例の制定」、「ファミリーシップ制度」、「制服の自由選択制」、「市立病院との連携」など具体的な政策を挙げた候補もいました。

※なお今回 「自身がLGBT当事者である」と記載した候補者は1名でした。

候補者の皆様へ

那覇市議会議員選挙候補者、後援会のみなさま

 この度は、告示直前の最終準備で大変ご多忙のところ、私たちの「那覇市政における『性の多様性の尊重』に関するアンケート」の回答にご協力いただき、誠にありがとうございました。

 郵送やEメール、Twitterなど様々な方法でアンケートを依頼しましたが、全候補にアンケートが届かなかった可能性があります。ご連絡が叶わなかった候補者へ、心よりお詫び申し上げます。 公開アンケートの実施を呼びかけてから、回答の締め切りまで実質5日間という短い期間だったにもかかわらず、多くの候補者からご回答にご協力をいただきました。 あらためて、感謝申し上げます。

 私たち てぃーだあみ は、那覇市で開催されているプライドイベント「ピンクドット沖縄」をきっかけにして出会い、活動しているグループです。
ピンクドット沖縄2015 の会場で発表された「『性の多様性を尊重する都市・なは』宣言」(通称:レインボーなは宣言)、さらに、ピンクドット沖縄2016 の会場では「那覇市パートナーシップ登録」第1号のお二人へ那覇市長より登録証明書が手渡され、その場にいた私たちは、誰もが尊重され私らしく生きることができる那覇市の未来に胸が躍りました。

 今回のアンケートでも、多くの候補者が「性の多様性の尊重」を重要なイシューであると考え、政策立案に向けた視座の中でひとつの位置を占めるものとなっていることが明らかになり、社会が着実に変わってきていることを実感しております。 県都である那覇市が、今後も「性の多様性の尊重」に関する施策をリードし、その影響が沖縄の島じま全体に広まることを祈ってやみません。  

最後に、本アンケートを行う上で、たくさんの方からご協力を賜りましたことに、心から御礼申し上げます。
那覇市議会議員選挙 立候補者のみなさまのご健闘を心からお祈りいたします。