「那覇市性の多様性を尊重する条例(素案)」にパブリックコメントを寄せませんか?

11/30(日)まで「那覇市性の多様性を尊重する条例(素案)」に対するパブリックコメントが募集されています。
この条例は、那覇市による「性の多様性を尊重する都市・なは」宣言(レインボーなは宣言)や、「パートナーシップ登録制度」、「ファミリーシップ登録制度」、現在行われている教職員向け研修、学校での啓発などの実践を、法的根拠を持つ条例として位置づけるもので、もし成立となれば性の多様性に関する那覇市の取り組みのさらなる後ろ盾になることが期待できます。
ぜひ那覇市に、パブリックコメントを通して条例の内容に対する意見やエールを送りましょう。
■那覇市公式サイト
「那覇市性の多様性を尊重する条例(素案)」に対する市民意見の募集(パブリックコメント)について
https://www.city.naha.okinawa.jp/kurasitetuduki/collabo/iken/tayouseijourei.html
募集期間
令和7年10月31日(金)~令和7年11月30日(日)
提出先・提出方法
(1)提出様式
様式自由、ただし提出者の氏名、郵便番号、住所、電話番号を明記
(記入用の様式も上記ページからダウンロードできます)
(2)提出方法・提出先
・直接提出:なは市民協働プラザ1階 なは女性センター(那覇市銘苅2-3-1)
・郵送:〒900-0004 那覇市銘苅2-3-1 1階 なは市民協働プラザ1階
・FAX:那覇市 総務部 平和交流・男女参画課 なは女性センター(098-951-3204)
・電子メール:s-heidan002@city.naha.lg.jp
注目したいポイント
今回の条例案ですが、令和3年に施行された浦添市の条例との共通点もありつつ、家族単位の支援(ファミリーシップ)や「性の多様性を尊重する週間」の設置など、那覇市ならではの取り組みが加わっています。
・差別禁止の明文化(第8条)
性的指向やジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別的取扱いが禁止され、本人の同意なくSOGI(性的指向・性自認)を暴露する「アウティング」も禁止されています。
・すべての市民・事業者・教育関係者に責務を明記(第5~7条)
学校・職場・地域での理解促進が「努力義務」として定められています。
・広報啓発と教育の推進(第9・10条)
市民理解を深めるための広報啓発活動や、「性の多様性を尊重する週間」を設けることとなっています。
・パートナーシップ・ファミリーシップ制度を条例に位置づけ(第12条)
これまで要綱で運用されていた制度が条例として明確に根拠づけられ、継続的な実施につながります。
・相談・苦情申出制度(第13条)
市民や当事者が、市の施策や対応に関して意見を述べられる仕組みが明記されています。
パブリックコメントを始めて書くという方へ
1.氏名、住所について
自治体には守秘義務があるため公表はされませんが、名前や住所の記載が必要です(意見については後日WEBに掲載される可能性があります)。匿名だと受け付けされないためご注意ください。
2.意見の書き方について
今回「該当箇所」(意見を寄せる箇所)と、「意見」のそれぞれを書く必要があります。該当箇所は「第〇条、〇〇〇」といった書き方でOKです。意見はあなたが感じたことや、こうしてほしいと思うことを書いてください。
参考リンク
・宜野湾市にパブリックコメントを出しました(2020年10月22日)
・沖縄県の新たな振興計画(素案)にパブリックコメントを出しましょう!(2021年8月7日)


