沖縄県の新たな振興計画(素案)にパブリックコメントを出しましょう!
8/13(金)まで、沖縄県の『新たな振興計画(素案)』に対するパブリックコメントが募集されています。沖縄振興計画は、沖縄県が策定した「沖縄21世紀ビジョン」の将来像の実現に向けて10年ごとに定める行動計画であり、これまで沖縄振興特別措置法によって行われてきた沖縄振興の今後の基本方向や基本施策等を明らかにするものでもあります。
この計画は、経済・産業・福祉・教育などあらゆる分野での県政運営の基本となる計画です。今回公開された素案には一部に人権、ジェンダー平等、多様性を尊重する社会などの記載も見られますが、それぞれが小さな扱いにとどまっています。よりよい内容とするために、ぜひあなたも意見を届けませんか。
■沖縄県HP
「新たな振興計画(素案)」に対する県民意見公募について
https://www.pref.okinawa.jp/site/iken/r3/soan.html
※パブリックコメントって何?という方は下の記事もご覧ください。
【参考】宜野湾市にパブリックコメントを出しました(2020年10月21日)
誰が出せるの?
今回の意見募集は沖縄県民が対象となっており、沖縄に住んでいる人のみが意見を出せます。
どうやって出すの?
メール・郵送・FAX・電子申請で受け付けています。
メールの場合、意見提出様式(Word形式・リンクしています)をダウンロードし、内容(氏名・住所・メールアドレス・意見)を記入してメールに添付します。
さあ、どう書こう?
1 氏名、住所について
名前や住所を書くことが心配…という方もいらっしゃるかも知れませんが、自治体には守秘義務があるので、こちらに書いても公表されることはありません(後日HPに掲載される可能性があるのは意見だけです)。
とはいえ、住所と名前を書いて自分の意見を言うのって、ものすごく緊張しますよね…。「匿名でもひとつの意見として出したい!」と思ったりしますが、基本的に匿名だと受け付けてくれない自治体がほとんどですので、ご注意ください。
2 意見の書き方について
今回は「該当箇所」(意見をどこに寄せるか)と、「意見内容」のそれぞれを書く必要があります。
・該当箇所は「○行目、○○○」といった書き方でOKです
・意見内容はあなたが感じたことや、こうしてほしいと思うことを書いてください
(参考)てぃーだあみの意見
今回、てぃーだあみから提出する意見は大まかに3つです。
■該当箇所① 67ページ 26行目・29行目 「世代や国籍及び性別等」
意見内容:「性別」を国際的に波及しつつある「SOGIESC」という語に置き換えてほしい。
■該当箇所② 67ページ 32行目 「ジェンダー平等の実現と性の多様性の尊重及び地域コミュニティの活動支援に取り組む」の箇所に下記の文章を挿入する。
意見内容:ジェンダー平等の実現と性の多様性の尊重及びSOGIESCを理由とする偏見・差別やあらゆる種類の暴力を抑止し、困難を解消するとともに、地域コミュニティの活動支援に取り組む。
■該当箇所③ 136ページ 21行目 ⑥として以下の文言を追加
意見内容:⑥ LGBTQsが活躍できる環境づくり □企業や行政職員を対象とする啓発セミナー等を開催するとともに、就労支援等を行う関係機関等と連携し、SOGIESCに基づく採用時・就労中における差別の解消を目指す。
ぜひ声を寄せましょう
今回の「新たな振興計画(素案)」は扱う分野が幅広く、全てに目を通すにはかなりの時間がかかりますが、福祉・医療・教育・労働など、多様性尊重や人権保障の視点が必要となる施策が数多く並んでいます。目次を見て、関心のある項目を見つけたら読んでみて、あなたなりの意見を寄せましょう。
沖縄県のパブリックコメント募集は、8月13日(金)までです。
「新たな振興計画(素案)」に対する県民意見公募について